純米大吟醸 山田錦「志摩」

志摩時間 2024年春号より

志摩観光ホテルでは2021年より県内各地の酒蔵で醸すオリジナル日本酒「志摩」を販売。第4弾を醸すのは「平成の名水百選」に選ばれた、名張市にある赤目四十八滝の伏流水で酒造りを行う、明治初年創業の瀧自慢酒造。令和4年度の全国新酒鑑評会で2年連続金賞を受賞するなど数々の賞を獲得する三重を代表する酒蔵のひとつです。

今回の日本酒「志摩」は、名水の地ならではの軟水、酒米は伊賀産山田錦を使用。純米大吟醸の精米歩合50%をさらに削った45%に精米し、雑味がなくクリアな中にも柔らかな口当たりが特徴。三重県産の2種類の酵母を組み合わせることで奥行きのある味わいに。

杉原シェフソムリエは「米本来のふくよかさ、ふたつの酵母を使うことでほのかに白桃のような華やかな香りがあります。上品でまろやかな味のまとまりは、名水で仕込む老舗の技を感じます」。
販売開始 2024年2月14日(水)
販売価格 ¥6,500
販売数 450本限定
酒米 伊賀産山田錦100%使用
精米歩合 45%
内容量 720㎖
アルコール分 16度
販売場所 ザ クラシック ショップ、ザ ベイスイート ブティック、都ホテルオンラインショップにてご購入いただけます。
ホテル内各レストランでもご用意しています。
杉原シェフソムリエ

2011年全日本最優秀ソムリエコンクールセミファイナリストなど数々のコンクールで入賞。伊勢志摩サミットでは、日本ワイン選考委員会と飲料サービス責任者を担当。JSAソムリエ・エクセレンス。利酒師。

ラベルを貼る社長の杉本隆司さん

1本1本丁寧に手貼りされます

瀧自慢酒造では社長の杉本隆司(すぎもと たかし)さんが「志摩」の出荷を行っていました。

今年の酒の出来具合を尋ねると「夏の猛暑で例年に比べ酒米は硬い状態でしたのでひと工夫必要でした。いつもの仕込み方だと米が溶けにくく味に影響すると考えましたので、仕込み前の米の吸水率や乾燥度を例年とは異なる具合で調整し、米をベストな状態の硬さにすることができました」。

その後じっくりとタンクで発酵させる30日間、櫂と呼ばれる木の棒(かい)で酒米を混ぜ発生する炭酸ガスを抜きます。作業をしているのは専務の杉本龍哉(すぎもと たつや)さん。

「櫂を入れたときに手で感じる感覚、香り、見た目など五感で酒の出来具合を確認し、タンクに巻いた冷却水の温度を微調整しながら醸していきます。お客さんが求める瀧自慢の味わいは、酒米の出来や気候に左右されてはいけない。受け継いだ技と経験を活かし、変わらない味に仕上げることが大切な仕事です」。

最後に隆司さんに日本酒「志摩」への想いを聞きました。「瀧自慢酒造の特徴でもある米の旨味を残しながら後味がきれいで、料理に寄り添う味を蔵人達が丁寧に醸しました。志摩の海の幸や三重の食材を名張の酒で愉しむことで、三重の食の魅力を感じてもらえると嬉しいですね」。

開催日 2024年6月21日(金)
料金 おひとり様 ¥50,000
場所 フレンチレストラン「ラ・メール」

 
伊勢志摩の地は、ゆるやかな時間の流れに合わせて、表情を少しずつ変えながら、四季折々の味覚や色彩を私たちに届けてくれます。
そんな季節の移ろいとともに、志摩観光ホテル季刊誌「志摩時間」では、地元の文化や豊かな自然などを通じて、伊勢志摩の四季をご紹介しています。

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