純米大吟醸 神の穂「志摩」

純米大吟醸 神の穂「志摩」

志摩時間 2020年冬号より

2021年4月3日に開業70周年を迎える志摩観光ホテルでは、記念の日本酒を販売します。醸造を担うのは、G7伊勢志摩サミットでも提供された「半蔵」を造る伊賀市の大田酒造。仕込み直前の酒蔵を杉原シェフソムリエと訪ねました。

7代目で杜氏の大田有輝さん

杜氏の大田有輝さんは、記念酒のこだわりについて「今回、酒米には三重県産の『神の穂』、そして酵母も三重県産を選びました。山からの豊富なミネラル分を含んだ水、米を育てるに適している粘土質の土壌、寒暖差など伊賀の風土を生かし、三重の素材のみを使い三重の魅力を感じていただける志摩観光ホテルらしい特別な記念酒に仕上げたいです」。

酒蔵で杜氏と記念酒について話す杉原シェフソムリエ

酒蔵で杜氏と記念酒について話す杉原シェフソムリエ

杉原シェフソムリエがリクエストしたのは酒米「神の穂」の華やかな香りに加え柔らかな口当たり、そして「大田酒造」ならではの米の旨味も感じられる純米大吟醸。「樋口総料理長の優しく繊細なフランス料理、塚原和食総料理長の和食にも相性抜群でしょうね。でき上がりが今から楽しみです」。また今年6月、三重県は山形県に次いで県単位では日本で2番目となる、日本酒地理的表示GI指定※を受けました。注目が高まる三重の地酒と70周年記念酒にご期待ください。

日本酒地理的表示GI指定 国が地域ブランドとして保護するGI=地理的表示制度。杉原シェフソムリエは、県内23蔵の魅力を伝えるセミナーを担当します。「日本の心の古里である神宮などの歴史文化もお酒を通じて伝え、魅力を発信したいです」と杉原シェフソムリエは意気込みを語ります。
シェフソムリエ 杉原 正彦 1987年に現在のウェスティン都ホテル京都に入社。2011年全日本最優秀ソムリエコンクールセミファイナリスト。第10回フランスワイン&スピリッツソムリエ最優秀コンクールベスト10など数々のコンクールで入賞。伊勢志摩サミットでは、日本ワイン選考委員会のメンバーであり、サービス責任者も担当。
神の穂「志摩」
神の穂「志摩」

販売日:2021年2月19日(金) 

ザ クラシック ショップ、ザ ベイスイート ブティックでご購入いただけます。

予約受付開始 2021年1月6日(水)
販売数  限定300本
取材日:2020年10月

伊勢志摩の地は、ゆるやかな時間の流れに合わせて、表情を少しずつ変えながら、四季折々の味覚や色彩を私たちに届けてくれます。
そんな季節の移ろいとともに、志摩観光ホテル季刊誌「志摩時間」では、地元の文化や豊かな自然などを通じて、伊勢志摩の四季をご紹介しています。

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