稔りの間
当時壁面に山鹿清華画伯の「豊穣」が描かれており、
天井には村野氏デザインのペンダントライトが吊るされ、豪奢な雰囲気を漂わせていました。
1992年の改装の際は、このペンダントライトはそのままに、
壁面は「豊穣」への想いを受け継いだデザインが施された織物クロスが使用されました。
今回のリニューアルでも、これまでの想いを受け継ぎ、1992年改装当時の「稔りの間」を復元いたしました。
高さ6メートルの大窓から臨む京都市文化財≪名勝≫登録の庭園の景色とともに、
「稔り」の空間は新たな魅力を増しています。
躍動する水の動きの演出と、身近な自然をそのまま取り入れるという新しい造園感覚をもち、
日本における庭園の先駆者として有名な京都の造園師・小川治兵衛氏により1933年(昭和8年)に造られました。
回遊式のこの庭園には琵琶湖疏水を水源とし、
急斜面の自然地形を生かしてデザインされた 高低差15mの3段の滝が流れ落ちます。
滝の流れを飛石で渡らせる「沢飛び」の配置、モミジやアセビの群植など治兵衛氏のセンスが感じられるこの庭園は、
同氏による晩年の作品の中でも傑作といわれています。
基本情報
稔りの間
80名様までのパーティーが可能です。高さ6メートルの大窓から臨む庭園が格式ある伝統を物語り、上品な空間を生み出します。
収容人数 | ~80名様 |
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広さ | 150㎡ |
坪数 | 46坪 |